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2022年3月31日 RiBi ニュース

OB Interview 「キムラトコヤ」木村祐康さん

美容師の下積みは長くて辛いイメージ? 必ずしもそうではない。
卒業して10年ほどで、経営者となり思い描いた店をつくり頑張っているRIBI卒業生は多い。
そんなオーナースタイリスト3人へのインタビュー。

「あえて特化しない。広く支持される理容室を」

キムラトコヤ(村上市)

オーナー / スタイリスト
木村祐康(37歳)※2022年学校パンフレット取材当時
2005年3月  理容科卒業
2015年10月  オープン(卒業後10年/31歳)

母が実家で理容師をしていて、幼少の頃から仕事ぶりを近くで見ていたので、ごく自然に自分も理容師になるんだなと思っていました。それでRIBIに通っている時に、学校に教えに来ていた外部講師の先生が経営する東京のイーグルハウスという理美容室になんとかお願いして入れてもらい、そこで7年間修行をしました。現在の店作りに大きな影響を受けました。

27歳のとき実家に帰ってきて、母を手伝う形で二人で店に立っていました。31歳のとき、店舗を建て直し「理容キムラ」から「キムラトコヤ」にリニューアルして正式に店を継ぎました。英語の店名とかも考えたんですけど、昔から呼ばれている名前を活かしました。その上で目指すべき方向は何か考えました。


最近の傾向として、男性はメンズサロン、女性は美容室、という風に特化型が増えてきていると思うんですけど、ここはその逆です。理容も美容もやります、男性にも女性にも来て欲しいです。時代に逆行していると思うんですけど、だからこそ逆に目立つかなと思っています。店名はトコヤだけど、雑誌に写真を載せるときは女性モデルの写真を選んだり工夫をしています。あえて特化しない。守備範囲は広く、それが個性になるような理美容室にしていきたいと思っています。

▲お母様が経営されていた「理容キムラ」を継ぎ2015年に「キムラトコヤ」としてリニューアルオープン。トコヤという名称ながら女性美容師も在籍する理美容室として幅広い客層から愛されている。